保育士の定着と育成を左右する”個人面談”の重要性

新年度の人事異動・新入園児で悩む経営者必見!定着のカギは”個人面談”
こんにちは!いつもお世話になっております。カタグルマ八巻です。
新年度に入り、新しい職員体制、新しい園児たち…
気持ち新たに園運営に励まれていらっしゃるかと思います。
そんなこの時期、お伺いすることが多いのが
・連休前後の、びっくり退職(突然の退職希望)が怖い・・・
・新人をどうサポートしていけば良いのか悩む・・・
・新年度になったので、今年度こそ職員育成を強化したい・・・
といったマネジメントのお悩みです。
この時期、定着や育成に悩んでいる方にこそおすすめしたいのが「個人面談の在り方の見直し」です。
目的を絞り込むことが大切!効果的な個人面談の進め方
個人面談についてお伺いすると、「既に実施しているよ」という園がほとんど。
今、読んでいただいている皆さまも「今も年に数回は実施しているよ」という方が多いかと思います。
それでも、この時期に見直しをおすすめしたい理由。
それは、面談が「進め方によって効果が大きく変わるもの」だからなんです。
実際に、面談の在り方・進め方を見直すことで、
「職場の雰囲気や環境、ひいては定着率が変わった」
「職員の姿勢が大きく改善した」
「園の一体感が増した」
というお声も年々増えています!
そこで今日は、面談を見直す際のポイントをご紹介したいと思います。
最初に見直していただきたいポイントは「面談の目的を絞れているか?」です。
面談と一口に言っても、実はその目的は様々です。例えば
・フィードバックを通して職員に課題を認識してほしい
・職員とのラポール形成(信頼関係の構築)がしたい
・職員の本音を引き出したい
・職員に目標を持ってもらいたい
・職員に、「自身に足りていないこと」を自覚してほしい
・職員の悩みや不安(=離職の芽)を解消したい
・職員に、今期の評価の結果を伝えたい
・職員に、園が(上層部が)期待していることを伝えたい
等など…。
経営者・園長にとっては、どのポイントも重要。
すべてに課題があるように思えて、1度で全部に対処していきたい…と感じるかと思います。
しかし、上記のような目的を1回の面談に詰め込めば詰め込むほど、どれも中途半端になってしまい、「面談をしても効果が感じられない」「せっかく時間をかけているのに職員に伝わっている気がしない」と効果を実感できないことになってしまいがちなもの。
まずは「今回の面談で何がしたいのか?」と、面談前に目的を明確にするのがおすすめです!
心理的安全性を高める”1on1″で離職防止&育成効果アップ!
その上で、4月という時期に押さえておきたいのは「心理的安全性を高める面談ができているか?」というポイント。
新しい職員が加わり、また既存職員も心機一転しやすい4月には職員へのフォローで離職の芽を摘みながら、モチベーションアップも促したいもの。
そんな時には、特に、「心理的安全性を高められるかどうか」が重要になってきます。
「心理的安全性を高める」面談には、
・職員が「自分のことを受け止めてもらえている」と感じられているか
・フィードバックばかりで「職員が話す時間」が少なくなっていないか
・職員が発言しやすい雰囲気を作れているか
・職員の発言を引き出す工夫が(面談前後も含めて)できているか
といった要素が必要ですが、この要素を押さえながら「心理的安全性を高める」面談の方法として近年、注目されているのが「1on1」という面談方法。
実際に、1on1を導入した保育施設からは
「職員との関係が強化され、離職防止だけでなくチーム力向上にも繋がった」
「取り入れ始めて数年で、離職率が劇的に下がった!」
など効果を実感した経営者・園長の声を多数伺っています。
そこで、次回のカタグルマ・セミナーでは「1on1」をテーマに実施のポイントや注意点などをお伝えします。是非ご参加ください!
※当セミナーは終了しております。
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執筆者プロフィール

八巻咲紀
株式会社カタグルマ カスタマーサクセス部