保育園の職場環境改善に効く!? 「陰褒めゲーム」で心理的安全性を高める

陰口じゃなく陽の当たる「陰褒め」
みなさん、こんにちは。
「陰褒め」って知っていますか?
その人がいないところで悪口を言うのが、陰口。その逆が陰褒めです。
この陰褒めをゲーム形式にして定期的に職場で取り入れていくと、職員1人ひとりの自己肯定感が上がり、雰囲気が良くなっていきます。
今日はそんな「陰褒めゲーム」の方法についてご紹介していきたいと思います。
簡単ですぐにできる!陰褒めゲームの具体的な進め方
【陰褒めのやり方】
①3-5名で1つのチームをつくり、内側を向いた円形で座ります。
・同じクラス、調理師・栄養士同士など、できる限り一緒に仕事をしている人が良いです。
②チームの中で褒められる順番を決めます。
・ 5人いたら1番から5番まで順番を決めます。
・順番の決め方は、各チームにお任せ。
・「30秒で決めてください」と伝えておくと、スムーズに決まります。
③1番目の方だけ外側を向いて、みんなでその人のことを考える時間をとります。
・まず30秒で1番目の方の良いところ、素敵なところ、尊敬しているところを考えます。
・この時は他の人と話さず、自分だけでその人のことを考えます。
④30秒経ったら、1番目の方に伝える時間をとります。(1分30秒-2分程度)
・1番目の方の良いところ、素敵なところ、尊敬しているところを全員で伝えます。
・伝えるときのポイントは、かわいい!優しい!などの抽象的なものではなく、具体的なエピソードを交えて伝えてあげると伝わりやすく、嬉しいと思います。
例)
・●●先生の●●くん(子ども)への●●な声がけが素敵
・どんなに忙しくても、いつもお話を聞いてくれるところを尊敬してます。
・運動会の時に強く言ってしまってごめんなさい。あの時に優しく受け止めてくれて嬉しかったです。
⑤1番目の方が終わったら、同様の手順で全員に対して行っていきます。
素直に褒め合う機会を!心理的安全性が高まる職場へ
以上が陰褒めのやり方になります。
褒めるためには、日頃からよく観察する必要があります。
これを定例化することで、よく観察するようになりますし、伝える力も身につきます。また褒め合うことで、心理的安全性の向上にもつながっていきます。
また、時間が十分に確保できる場合や、全体的に伝える力が身についてきたら、
伝える時間を時間で区切るのではなく、「全員が伝え終わったら、次の人にいく」
など変えていくのもおすすめです。
10-15分もあればできるゲームですので、まずは1回試してみてください。
最新のセミナー情報はこちら
執筆者プロフィール