【保育園の給食運営】委託で人手不足と品質向上の両立を

皆様こんにちは。オイシックス・ラ・大地(株)の清水と申します。
これまで「保育所におけるこれからの給食の役割」など掲載させていただき、前回は給食の役割を明確にして地域に発信することで集客に成功している事例のご紹介をさせていただきました。
(前回「保育所におけるこれからの給食の役割」はこちらからご覧いただけます)
本日は、『保育所における「人手不足課題」を給食運営から解決するヒントとは?』についてお伝えいたします。
保育園を直撃する人手不足の波
保育所における人手不足課題を解決するヒントとは何か?
それは経営判断としての「委託給食」の検討・導入です
それはなぜなのか?理由は大きく3つあります。
1 保育士が慢性的に不足している
2 給食においても人材不足がある
※令和4年の栄養士有効求人倍率は2.47倍(職業情報提供サイト「jobtag」データ参照
3 給食提供において求められることが多岐にわたってきている(アレルギー対応の増加、咀嚼・嚥下問題、ハラル対応など)
給食運営の内製化に伴う課題
「保育所保育指針」の中に「食育の推進」と定められているように、これまで保育と給食は一緒に考えるべき、というのが一般的な考え方だったと思います。
しかし、対処するべき事象が複雑になってきていることに加えてそれを担う人材も不足している、定着しづらい状況であることを考えた時に、「委託給食」をすることは経営判断として有効と言えるのではないでしょうか?
委託給食導入のメリット
事実、民間企業においての委託サービスの導入は「BPO(ビジネス・プロセス・アウトソーシング)」と言われ、有効な経営判断だとされています。
委託サービス導入のメリットは、下記となります。
①業務品質の向上
②経営資源の集中
③時間や教育コストの削減
給食運営に言い換えると、
①安全性がより担保される(徹底した衛生管理)
②安定供給がより担保される(周辺施設や本社スタッフによるサポート体制の充実)
③施設内職員の労力・心理的負荷が軽減される(園長先生・保育士の方の負荷軽減)
④提供する給食の味がより安定する(給食会社のノウハウの展開)
専門性の違いが生むマネジメント負荷
「保育士」と「栄養士」と資格の内容が違うように、専門領域の違うスタッフを一つの場所でマネジメントすることはとても大変なことです。まさに、限られた人・時間・コストを集中させることで「保育の質」向上、その為のマネジメントを強化することも可能になります。
委託給食のデメリットも考慮が必要
もちろん、「委託給食」にはデメリットもあります。
①委託会社スタッフとの関係構築に時間がかかる
②委託会社内の人員の入れ替わりが激しい
③給食運営コストが上がる可能性がある
④食育活動の提案が無く、イベント食にも柔軟に対応してもらえない
⑤園児の残食が増える(美味しくない、食材の質が悪いなど)
デメリットも加味し、最終的には経営者の総合的な判断になるとは思いますが、現状の延長線上にはない運営の見直しを図る為に、「委託給食」の選択とリソースの集中を考えてみてはいかがでしょうか?
委託給食で課題解決を目指す
弊社では、給食運営の付加価値向上、そのうえで選ばれる園になる為のサービス提供を行っております。また、2024年1月から給食委託サービスを提供するシダックス株式会社をグループに迎え、直営から委託まで、幅広く課題解決のご提案を行っております。
もしご興味がある方は、こちらよりお問い合わせください。
・すくすくOisixサービスについて
https://sukusukuoisix.oisixradaichi.co.jp
・シダックス保育給食委託について
https://www.shidax.co.jp/service/kindergarten/food
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